2011.07.28
2011.06.30
富士市の既存住宅で、エコボロンPROによる防蟻工事を行いました。
畳を上げて、床下に進入します。
※ なお、写真で作業員がマスクをしておりますが、これは薬剤が臭いからではなく、
床下が非常に埃っぽいためです。
エコボロンPROは全くの無臭ですし、蒸発もしないので本来マスクは不要です。
こんな具合。
閉所恐怖症・暗闇恐怖症・虫恐怖症、の方にはツライ部分ですね。
ちなみに、このお宅は床下が広い方なので、ゆったり施工できています(笑)。
こちらのお宅では、台所の床下収納庫からでは、基礎に阻まれ、全ての床下に行く事が出来ませんでした。
そんな時に一般的に取られる施工法は「ハツリ」という、基礎を壊して人が通れる穴を開ける方法。
しかし、この方法では、住宅の耐震性までも落としてしまいます。
白蟻対策で耐震性を落とすなんてナンセンス。
既存の基礎コンクリートで囲まれて入っていけない場合は、この様に、新たに床に点検口を取付して、ここから入って施工をしています。
大事な基礎は、砕ってはいけません。
今回もお客様からは、
「全然臭くない・何の臭いもしない」
と喜んでいただけました。
2011.06.29
建築基準法では、地上1m部分に何らかの白蟻対策を義務付けていますが、エコボロンPROの10年間1,000万の損害補償の基準は、基礎の上1mとなっています。
で、その部分を分かりやすく染料で薄い緑に着色して施工したのが昨日ご紹介したブログです。
本日はその上です。
お昼ご飯の後は、着色無しでその上の構造躯体にエコボロンPROを施工しました。
上部も全て着色しても良いんですが、道具から何からそこら中みんな緑色になっちゃうんで...(笑)。
ここまで施工しておけば、万が一にも何かの拍子に登ってきたシロアリも、大事な家をかじれません。
そして、ここまで施工(足場の頂上私)しておけば、カビや腐りも心配なく、今後驚異になるかも知れない「カンザイシロアリ」にも対応できると思います。
そんな施工風景を本日も動画でどうぞ。
2011.06.28
前回ご紹介しましたが、新築時に施工をすると、以後再消毒無しで、10年間1,500万円までの損害保険に入れます。
その条件となっている、"色付け"を今回はしてみました。
専用の染料を入れて、
バケツに小分けしたエコボロンPROと、まーぜ、まぜ。
本体に戻して、
作業開始!
嫌な臭いも全く無く、多少体にかかったくらいでは何の問題もありませんので、蒸し暑~ぃ日にも、半袖にマスクも手袋も無しで施工出来ます。
ちなみに、冒頭の専用染料は、「アントラキノン系酸性染料」。
もともと植物由来の染料で、衣類の染色にも使われているそうです。
製品安全データシート(MSDS)で確認しても、通常の範囲内での使用では特別の毒性は無いと思います。
ただ、「思います」では問題有りです。
お施主様の希望で「色は付けたくない」という場合は、それでも上記の損害保険には問題なく入れます。
施工者側からの意見としましては、着色することによって施工忘れ箇所をゼロに出来るので、安心感があります。
もちろん、染料を入れても、臭いは全くありませんので、上記の様に施工日の昼休みに、その場でお弁当が食べられます。
(従来の農薬ですと考えられませんが...)
そんな施工風景は動画でもどうぞ。
2011.06.09
昨日、動画付きで新築住宅におけるカンザイシロアリ対策をご紹介させていただきましたが、その補足です。
動画の中ではご紹介しておりましたが、
上の写真のように、ボルト貫通穴は特に念入りにエコボロンPROを施工します。
シロアリの侵入口になりやすいからです。
ただ、施工によって、
「ボルトを錆びさせないか?」
が心配ですね。
ご安心下さい。
エコボロンPROは、試験機関で防錆性能が有る事も検証されています。
かえって錆びないのです。
ガンガン施工しましょう!(笑)
写真は通し柱中央部の横引きのホールダウン金物ですが、この様な重要な建築構造金物があっても、安心して施工が出来ます。
そして、何より安心出来るのは、新築時の一度きりの施工で、効果が半永久的に持続するのと同時に、以前ご紹介させていただいた通り、新築住宅では、1,000万円-10年間の損害補償が受けられます。
安心第一!
2011.06.08
富士宮市の新築現場の防蟻工事です。
と、施工風景なのですが...
あれっ? 普通の白蟻消毒と、ちょっと様子が違うのがお分かりいただけますか?
これではどうでしょうか?
そう、ここは二階なのです。
普通、新築のシロアリ消毒と言えば、防毒マスクとゴム手袋をつけた職人が、地面から1mの範囲に薬を散布している姿を想像します。
(マスクも手袋も無しで、ビショビショになりながら頑張っているのは私だったりします...笑)
このお宅では、それら一般的な施工範囲はもちろん、一階、二階、
そして、
妻面(屋根の下の△の壁の部分)、
小屋裏まで、防蟻処理を施しています。
...何故?
それは、『アメリカカンザイシロアリ』対策です。
本来、私たちの静岡では、ほぼ「ヤマトシロアリ」というシロアリしか居ませんでした。
しかし、流通事情の変化 (に加え気候の変化も?) により、西日本が勢力の、より大型で食害の被害が深刻な「イエシロアリ」の被害報告が、静岡でもしばしば聞かれるようになってきました。
近年さらに、この「アメリカカンザイシロアリ」の危険性が注目され始めました。
カンザイシロアリとは、漢字で乾材白蟻、つまり、「シロアリは湿った木材しか食べない」という常識が通じない、乾いた木材もバリバリ食べる、大型のシロアリです。
困った事に、彼らはヤマトシロアリやイエシロアリと違い、土の中に巣を作り、巣からせっせと蟻道を作ってやってくるのではなく、小屋裏などに飛来して、木材の中に巣を作ってしまいます。
そうなると、非常に駆除が困難です。
家ごとビニールでラッピングし、家全体を燻蒸処理するという荒技で処理される事もあるそうですが、近所からクレームは来るだろうし、そもそもそんな殺虫剤漬けの家には、その後数年は住めないでしょう。
誤解がないように書きますが、カンザイシロアリの食害は、マスコミや白蟻駆除会社が不安を煽っている面があるように思います。
未だその被害は在来種のシロアリに比べるとごく僅かです。
ただ、ブラックバスやブルーギル、蛍や野草など、気が付くと外来種が爆発的に増えていた、と言う例は、枚挙にいとまがありません。
昨今の外国産木材や家具の輸入事情を踏まえると、用心に超した事はないと思うわけです。
ちなみに、カンザイシロアリの本場のアメリカやオーストラリアでは、高い安全性から、ホウ酸処理への切り替えがかなり進んでおります。
シロアリが活発なハワイ州では、ホウ酸処理木材のシェアは90%以上で、構造材が丸ごと処理されています。
そんな事が出来るのも、安全性が高いからなのは言うまでもありません。
新築時に一度施工すれば、有効成分のホウ酸塩は、分解されずにその場に半永久的に残りますので、5年毎の再消毒も必要なく、今回ご紹介したアメリカカンザイシロアリや、ヒラタキクイムシ(ラワン虫)等の食害虫から、家を守る事が出来ます。
これで安心!
施工風景は、動画でもどうぞ。
2011.06.08
富士市の既存住宅で、エコボロンPROによる防蟻工事を行いました。
今回は、秘密兵器の「かるすけ」参上!
これで、ポータブルタンクを持たずに床下に潜れます。
エコボロンPROを床上のタンクに流し入れ、ここからホースで床下に送ります。
いざ、出発!
※ なお、写真で作業員がマスクをしておりますが、これは薬剤が臭いからではなく、
床下が非常に埃っぽいためです。
エコボロンPROは全くの無臭ですし、蒸発もしないので本来マスクは不要です。
今回は、床下が土(砂)なので、埃まみれの作業となり大変でしたが、秘密兵器のお陰で作業がはかどりました。
白蟻被害もなく、お客様も
「本当に臭いが全くしないんですね!」
と、大変お喜びいただけました。
2011.04.06
ホウ素系防蟻剤「エコボロンPRO」は、人やペットには無害(虫のペットはダメよ)なので、手袋やマスクも無しに、大工さんでも簡単に施工出来ます。
ホウ素系防蟻剤「エコボロンPRO」は、無機塩なので、蒸散も分解も変質もしません。
ですから、写真で大工が施工している部分は、工事後には壁の中になり、通常の農薬系シロアリ消毒剤ですと、薬効成分が無くなる5年後以降は、再消毒出来ずに無防備な状態となってしまいますが、エコボロンPROは5年毎の再施工も必要有りません。
これからずっと、壁の中で家を守ってくれます。
布基礎の立ち上がりもエコボロンPROで消毒。
これで布基礎に蟻道を作れなくなるでしょう。
続いて、
こちらは元浴室。
今度は電気屋さん助手が施工を手伝ってくれています。
マスクをしているのは臭いからではなく、花粉症だからです。
エコボロンPROは、嫌な臭いは一切ありません。
エコボロンPROは、高い木材防腐効果もありますので、以前ご紹介した、腐っていた部分もこれで安心です。
最後に、動画で施工風景をどうぞ。
2011.04.04
最近の新築住宅では、ベタ基礎が当たり前になりましたので、白蟻被害も格段に減っていますが、そんな中でも、白蟻被害に遭うお宅があります。
一昔前の布基礎のお宅の場合、白蟻被害は浴室などの水回りが一番ですが、最近ではベタ基礎+ユニットバス工法が一般的なので、浴室が他の部屋に比べ特別湿気が高いわけではなくなりました。
新しいお宅で、白蟻被害に遭う割合として圧倒的なのが玄関ポーチです。
写真は、玄関ポーチのタイルの下に、通常の農薬系白蟻消毒薬を加圧しながら注入しているところです。
この様に、タイルの目地を狙って小さな穴を開け、そこから薬剤を注入します。
なぜ、玄関ポーチには安全な白蟻消毒薬「エコボロンPRO」を使わなかったのか?
それには理由があります。
このイラストは、住宅建築業者の専門誌「日経ホームビルダー」という雑誌に掲載された、「何故玄関ポーチばかり白蟻被害に遭うのか?」を解説した物です。
タイル下地の下の埋め戻しの空間を伝って白蟻が入ってくる経路が分かります。
エコボロンPROは水溶性のため、湿気があると効果が薄れてしまう事と、一年前に、お施主さんが白蟻が羽アリで大量に出て行くところを目撃している点を考慮、
また、
玄関ポーチは外部であるので、シックハウスなどの危険性も薄い事から、タイル下に白蟻が居た場合を考えて、今までの農薬系薬剤の注入を選択しました。
お施主様にご説明した上で、施工法を選択していただいた事は、言うまでもございません。
ポーチであってもエコボロンPROを噴霧することは可能ですし、既に被害が見られる場合など、柱や土台に穴を開け、そこから高濃度半ゲル状のホウ素系防腐防蟻剤「DOT.45」を注入することも可能です。
2011.03.30
大きな体で狭めの床下に潜り込んだ結果...
張り切って床下に潜っていった、マクス大工の丸山さん。
床下で薬剤の容器をひっくり返し、頭~背中をビチャビチャにして出てきました。
体を張って薬剤の安全性を確かめてくれました(笑)。
やはり、餅は餅屋、助っ人登場。様子は動画でどうぞ。
(ちなみに、マスクをしているのは薬剤が臭いのではなく、床下は埃っぽいからです)
今回、施工時にシロアリ被害は見られませんでした。
新しくシロアリが木部を食べようと思っても、これで食べられなくなったので、一安心ですね。