お役立ち情報 > 一度の施工で効果は半永久!?
2011.03.30
工事中の現場で、お風呂場だった位置を見てみましょう。
写真の壁は、外壁を裏側から見ています。
内壁を解体したので、外壁の内側が見える、とご理解下さい。
隙間を空けて横に連続して打ち付けられているのは「アラシ」と呼ぶモルタル下地材です。
マクスの現在のモルタル工法と比べますと...
かなり違いますが、これは年代の違いもありますので、それはおいときましょう。
上のイラスト右の絵(この現場)で、内壁を取ったので「杉のアラシ」とその向こうの「黒い防水紙」は見えているわけです。
さて、冒頭の写真に戻りますと、
このアラシのうち、土台上の一本が、浴室側(手前)で無いのが分かります。
そう、これは、白蟻さんが食べてしまったのです。
まだあります。
真ん中あたりのアラシに付いているのは、解体時に少し落ちていましたが、シロアリの蟻道(ぎどう)です。
白蟻は、暗く、湿気がないと駄目な根暗な性格で、体に風が当たるのも嫌いますので、自分たちで巣から餌場まで、トンネルを作って移動するのです。
まだまだあります。
こちらは通し柱の脚部、つまり付け根。
筋交いも見えますが、蟻道も見えます。
解体してみると、
げっ!
筋交いの脚部がスカスカ...。
これではもはや耐力要素ではありません(そもそも金物で留めてないからダメなんですけどね)。
今までの白蟻の消毒薬は、農薬を有機溶媒に溶かし、それを新築時に塗布、その後薬剤は分解されて5年で効果がなくなりますので、5年毎、床下に消毒をして行きます。
さて、そこで問題です。
【今回ご紹介した写真の中で、新築後5年毎、消毒できる箇所は何箇所でしょう...?】
...
...
...
答えは、 【どこも出来ない】 です。
そう、床下から潜って消毒しようとしても、壁の中なので、被害は確認できないし、解体しないかぎり、再消毒をすることも出来ないのです。
つまり、どのお宅も、新築後五年が経つと、その後ずっと、壁の中は白蟻に対して無防備となります。
...怖い、と思いませんか?
近年、静岡には元々居なかった西日本の大型白蟻「イエシロアリ」も、静岡でも被害が見られるようになりました。
そこで、エコボロンPROの登場!
エコボロンの有効成分のホウ酸塩は、無機物ですので科学的に安定しており、通常の環境下では分解されません。
同じく無機物の塩が、そのままでも、水に溶けても、料理になっても、性質が変わらず"しょっぱい"のと同様、また、何年経っても塩は塩、と言うのと同様に、ホウ酸塩もいつまで経ってもホウ酸塩のままで、防腐・防蟻効果を保ったまま、無臭で蒸発・拡散などもせずに、永久に施工箇所にとどまり続けます。
つまり、一回の施工で効果は半永久的に持続します。
新築時にしっかり施工をすれば、今回ご紹介したような部位は、何十年でも "ず~っと"、
大切な家を
【シロアリやキクイムシなどの食害虫】
【カビ】
【腐りの元:腐朽菌】
から守ってくれるのです!
しかも、人やペットには無害で無臭!
素晴らしすぎるっ...(涙)
...言い過ぎでしょうか?(笑)
ただし、ホウ酸塩は水溶性ですので、雨漏りや浸水などでは流れ出てしまいます。
これは、しっかり工事が大前提なのは言うまでもありません。