トップページ

お役立ち情報 > お役立ち情報

お役立ち情報

日経新聞系列の機関誌「日経ホームビルダー」の記事「期優良住宅の劣化基準に見直し迫る」より抜粋

木造長期優良住宅のディテールや設計・施工指針の作成を目指し、国土交通省の補助を受けて'09年に設置された、木造長期優良住宅の総合的検証委員会耐久性分科会」が作成した「平成25年度成果報告集」に記載されている内容によると、長期優良住宅の劣化対策の認定基準は1980~84年にかけて実施された「建築物の耐久性向上技術の開発」(耐久性総プロ)を技術的知見として作られた。耐久性分科会の主査を務める関東学院大学建築・環境学部の中島正夫さんは、「私が耐久性総プロに参加していた約30年前は通気構法がごくわずかで、接合金物の表面処理に関する明確な基準もなかった。この報告集では、既存の技術的知見を現代的な視点から再検証した」と話す。

 検証結果で注目したいのは、シロアリの被害危険地域だ。防蟻措置が免除されている地域でも被害が出ているため野外生息地と気象因子を調べ直した。結果を踏まえ、ヤマトシロアリは「1月の平均気温がマイナス4℃以上の地域」から「積雪がある状態の土壌凍結深が10cm以下の地域」に、イエシロアリは「1月の平均気温が4℃以上の地域」から
「同、0℃の地域」にそれぞれ見直すよう提案している。

               中 略
報告書にはこのほか、保存処理木材に鋼板が湿潤状態で接したときに腐食しやすい種類の組み合わせ、木材が結露して腐朽し始める期間と湿度の目安、腐朽した接合部の残存耐力、木造住宅の維持保全費用の目安なども記載している。国交省がこの報告集を参考に制度の見直しを検討するかは未定だ。

s-H26.8.26s-名称未設定 2.jpg

という内容の記事が掲載されていました。

現行の劣化対策等級3建物でも、シロアリの被害や木材の腐朽、金物の腐食による劣化が多く報告されています。

エコボロンPROはシロアリの食害を予防することはもちろん、建物の耐久性を損ねるカビや腐朽菌を防ぎ、鉄などの金物の防食性も多くの試験により証明されています。

先日の新聞の読者投稿欄に、「認知度の低いシロアリ注意」という投稿がよせられていました。

eb-12121126 (1).jpg

本文を読むと、何と沼津市で「アメリカカンザイシロアリが発見されたので注意しましょう」とあります。
本当だとすると、恐ろしいことです。

アメリカカンザイシロアリとは、読んで字の如く、
アメリカから来た燥した木に巣を作る&乾燥した木材でも食べちゃうシロアリ
なのです。

何故恐ろしいかというと、

・日本のシロアリ(住宅に被害をもたらすヤマトシロアリやイエシロアリ)のように、土の中に巣を作らず、
 家の中の柱や梁の中に巣を作るため、土からやってくるわけではない。

・どこから来るかというと、飛んできて家の隙間から進入するので、日本のシロアリのように蟻道で進入を察知できない。

・つまり、床下に潜って点検したところで、被害を発見できる可能性が低い

・上記の理由で、被害が床下ではなく、壁の中や屋根裏の梁の中なので、もし居るのが分かっていても、
 駆除が非常に難しい。

・アメリカでは、被害があった家を丸ごとラッピングし、農薬で薫蒸する方法がとられるが、
 これは、いわば「バルサンする」の超強力版で、住人にとっては家に毒薬をばらまくことになるので、
 暫く住めない(その後の健康被害も怖い)。

からなのです。


新聞では、「糞でアメリカカンザイシロアリが居るのが分かった」様ですが、日本各地の被害例を見ると、まず例外なく、この「糞」が発見に結びついているようです。

eb-12121126 (2).jpg

これがその、アメリカカンザイシロアリの糞。
新聞の通り、やや白っぽい物が多いようですが、写真のように、全てが白いわけではないようです。
(弊社でも、実物標本しか見たことがありません)

特徴的なのは、

eb-12121126 (3).jpg

「俵状」であるということ。
俵の長い方が1ミリ弱。
発見される時には、糞自体はとても硬く、砂のようです。
この様な物が、規則正しく積もっている場合はそれを掃除してしまわずに、直ぐに調査点検が必要でしょう。

アメリカカンザイシロアリは、日本のシロアリと違い、乾燥した材料中で生きられるので、輸入家具などに入ってくる例もあるようです。
被害としては、まだごくごく稀ですが、北限は仙台まで報告例があるそうです。
ブラックバスやブルーギルの様に、かつて日本にいなかった生物が各地で繁殖してしまう例は枚挙に暇がありません。

残念ながら、現在日本には、エコボロンPROを含めて、アメリカカンザイシロアリの被害を補償する物はありません。
ただ、エコボロンPROは、雨漏り等で流されない限り、分解せずに半永久的にその場に留まって効果を発揮するので、新築時に土台だけでなく、建物の上の方の柱や梁まで施工をしておけば、アメリカカンザイシロアリの被害から家を守ることは可能です。
(重複しますが、カンザイシロアリの保証制度はありませんが)

これは、とっても大きな安心になりますね。

「過ぎたるは及ばざるが如し」

健康に良いからと滋養強壮剤を大量に飲んだら肝臓がおかしくなりますね。
塩も醤油も過剰摂取は病気の元ですし、一度に大量摂取すれば、どこかに致死量もあります。

シロアリ予防のエコボロンPROの主成分「ホウ酸」も同じです。

毒性を表す単位として、LD50、というのがあります。

半数致死量と言い、動物実験で、投与した動物の半数以上が死亡する量を、その動物の体重1kg当たりの投与重量mg(mg/kg)で表示します。
ホウ酸のLD50は、2,000~4,000 mg/kg。

つまり、60kgの成人の場合、120g~240gのホウ酸が致死量という計算になります。

エコボロンPROは、水溶液ですから、ホウ酸の粉を直接口に入れることは出来ませんが、仮に水溶液でこの致死量を飲もうとすると、1リットルくらい飲まなければなりません。

水なら頑張れば1リットルくらい飲めそうですから、エコボロンPROもがぶ飲みしたら危険では?
ということになります。
もちろん、危険です。
ですが、実際には、絶対に不可能だと思います。

それは何故か?
ギネスブックに「史上最強の苦み物質」として登録されている、「安息香酸デナトニウム」を添加してあるからです。

安息香酸デナトニウムは、水に1億分の1溶けているだけで、人間はその苦みを関知出来ると言います。
つまり、10m×50m×水深1mのプールに小さじ1杯ほど入れると、その水の苦さを感じるということになります。
この極微量で強烈な苦さという性質は、添加する製品の性質を損なわずに、安価に苦みを加えることが出来るため、殺虫剤や洗剤、化粧品などに、誤飲防止として広く利用されています。

eb-120528 (1).jpg

こちらは、子どもの爪噛みや指しゃぶりをやめさせる為に使われる医薬品。
専用のマニキュアです。

eb-120528 (2).jpg

説明を見ると、ありました。
「安息香酸デナトニウム」の文字。

息子は、何度言っても爪を噛む癖があり、本人も無意識のうちに爪を噛んでしまいます。
ここ数年、爪切りをしたことがないほどでした。

そこで、

eb-120528 (3).jpg

爪に塗り塗り。
翌日の授業中、爪を口に運んでしまった息子は、先生に許可をもらって水道に直行、ひどい目にあったそうですが、この一度きりで、見事爪噛みの癖を完治しました!
それほど苦かったんですね。

エコボロンPROにも、この安息香酸デナトニウムが添加されています。
私も、営業の場面では、お客様の目の前で、
「なめても安全なんですよ」
とちょっと嘗めてみせるのですが、まぁその苦さときたら...。

と言うわけで、誤飲防止は完璧です。

ちなみに、この安息香酸デナトニウム自体が猛毒だと危険ですね。

先ほど書きましたが、ホウ酸のLD50は、2,000~4,000 mg/kgに対し、
安息香酸デナトニウムのLD50は、580mg/kgで、ホウ酸より危険です。
が、もちろん上記の通り、ごく微量が製品に添加されているだけです。
カフェインのLD50は、200mg/kgで、より毒性が強いことからも、エコボロンPROの安全性がお分かりいただけると思います。

薪ストーブの燃料として、風倒木や植木屋さんが処分に困った木材などを貰い受け、夏の間に薪にします。

昨日、薪割りをしていたらシロアリが居たので携帯で動画撮影してみました。

eb-120514.jpg

この木は楠(クスノキ)です。
楠はご存じの通り樟脳が取れる木。
チェーンソーで玉切りしていると、むせかえる様な樟脳の匂いがします。

虫除け成分の樟脳が取れるくらいですから、楠は虫が付きにくい木と言われています。

でも、条件が揃えば、ご覧の通りシロアリはちゃんと付きます。

この木は、一ヶ月ほど、土の上に放置されていました。
土に接している部分は十分な湿気があり、木の皮の間には、日光が差し込みません。
そう言うところはシロアリは大好き。
ご覧の通りです。


シロアリは、非常に弱い生き物なので、体が乾燥したり、紫外線に当たると直ぐに死んでしまいます。
反面、生育環境が揃えば、爆発的に繁殖します。

近年、住宅の構造材に表面含水率(材木がどれくらい乾燥しているかの指標)が求められる様になったため、高温乾燥機で強制的に乾燥された材木が出まわっています。
強度に乾燥していれば、建築後の曲がりなどのクレームも出ないため、急速に普及しました。

しかし、強制乾燥は、木材本来が持つフェノール類やタンニンなどの防腐・防虫効果の高い抽出成分まで、強制的に破壊・排出してしまいます。
「虫に強いヒノキやヒバだからシロアリに食べられない」
というのは、もはや何の根拠もないわけです。

しっかりとした防虫策は、良い家作りには必須ですね。
昨日・一昨日は、静岡市のツインメッセで「住まいの耐震・エコフェア」が開催され、そちらに出展者として参加させていただきました。
ご来場いただきました皆様、誠に有り難うございました。

eb-110808 (1).jpg

こんなブースでお話しさせていただきましたが、より分かりやすくお話しするため、1/10スケールの模型を作製し、それを用いてシロアリの進入経路をご説明させていただきました。

この模型、

eb-110808 (2).jpg

各部材を建築的に精密に1/10で再現しています。
作るのに苦労しました...。

eb-110808 (3).jpg

外部はサイディング、

eb-110808 (4).jpg

内部は断面模型となっており、床・壁・天井が半透明になっているので、普通は見えない床下・壁内部・天井裏の様子が分かります。


eb-110808 (5).jpg

あっ! 基礎の立ち上がりにシロアリの蟻道発見!

eb-110808 (6).jpg

内部から見ると、壁の中にシロアリが蟻道を作りながら登っていっている様子が分かります。
筋交いの足下を食べられてしまったら、耐震性もなくなってしまいますね!!!

eb-110808 (8).jpg

こちらは二階の床と一階天井の間、"ふところ"と呼ばれる部分です。
こんな所までシロアリの蟻動がっ!

でもこれは誇張でも何でもなく、シロアリが柱や通気胴縁を伝わって上に登り、梁を食べる事もしばしば有ることなのです。

この様な壁や懐の中は、建てた後では、大がかりなリフォームでもしない限りは二度と「見ること」も「何らかの対処・対策を立てること」も出来ない部分、新築時のしっかりとした対策が大事なことがお分かりいただけると思います。


eb-110808 (7).jpg

こちらはシロアリがベタ基礎の打ち継ぎ部分を貫通して進入しているところ。

そんな馬鹿な?
いえいえ、やはりこれもあり得ない話ではございません。

eb-110808 (9).jpg

この写真は、住宅業界誌の日経ホームビルダーの今月号(8月号)に掲載された、ベタ基礎をシロアリが実際に貫通して被害が出ているので、と注意を喚起している記事中の写真です。

最悪に備えて最善を尽くす、
そういった姿勢が家作りには大事ですね。

ホウ酸系防腐防蟻剤「エコボロンPRO」は、

人畜無害臭いく、

腐りぎ、

しかも効果半永久

と、とても優れた防蟻剤であるという事はご紹介して参りましたが、肝心の保証はどうなっているのかをご説明致します。

 

エコボロンPROは、新築での施工の場合(ベタ基礎+ユニットバスに限る)には、

補償金額上限1,000万円

施工完了日より10年間

の損害保険が受けられます。
現在の農薬系シロアリ消毒薬は、2003年の建築基準法改正でクロルフィリフォス(クロルピリホス)等の使用が禁止され、以後現在は5年以上の保証薬剤は日本には存在しません。

そんな背景の中、損害保険会社がこれだけの保証を認めると言うことは、その高い性能を示していると言えると思いますね。

  (備考:免責3万円、数千円の事務手数料及び2・5・8年目の定期点検が必要)

1

エコボロンPROの事なら、いつでもお気軽にご相談ください/0545-36-2886/営業時間9:00~17:00(土日祝・休)