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薪置き場に居たシロアリ 【動画】

2012.05.14

薪ストーブの燃料として、風倒木や植木屋さんが処分に困った木材などを貰い受け、夏の間に薪にします。

昨日、薪割りをしていたらシロアリが居たので携帯で動画撮影してみました。

eb-120514.jpg

この木は楠(クスノキ)です。
楠はご存じの通り樟脳が取れる木。
チェーンソーで玉切りしていると、むせかえる様な樟脳の匂いがします。

虫除け成分の樟脳が取れるくらいですから、楠は虫が付きにくい木と言われています。

でも、条件が揃えば、ご覧の通りシロアリはちゃんと付きます。

この木は、一ヶ月ほど、土の上に放置されていました。
土に接している部分は十分な湿気があり、木の皮の間には、日光が差し込みません。
そう言うところはシロアリは大好き。
ご覧の通りです。


シロアリは、非常に弱い生き物なので、体が乾燥したり、紫外線に当たると直ぐに死んでしまいます。
反面、生育環境が揃えば、爆発的に繁殖します。

近年、住宅の構造材に表面含水率(材木がどれくらい乾燥しているかの指標)が求められる様になったため、高温乾燥機で強制的に乾燥された材木が出まわっています。
強度に乾燥していれば、建築後の曲がりなどのクレームも出ないため、急速に普及しました。

しかし、強制乾燥は、木材本来が持つフェノール類やタンニンなどの防腐・防虫効果の高い抽出成分まで、強制的に破壊・排出してしまいます。
「虫に強いヒノキやヒバだからシロアリに食べられない」
というのは、もはや何の根拠もないわけです。

しっかりとした防虫策は、良い家作りには必須ですね。

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