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2014.08.26
2012.11.26
先日の新聞の読者投稿欄に、「認知度の低いシロアリ注意」という投稿がよせられていました。
本文を読むと、何と沼津市で「アメリカカンザイシロアリが発見されたので注意しましょう」とあります。
本当だとすると、恐ろしいことです。
アメリカカンザイシロアリとは、読んで字の如く、
【アメリカから来た乾燥した木材に巣を作る&乾燥した木材でも食べちゃうシロアリ】
なのです。
何故恐ろしいかというと、
・日本のシロアリ(住宅に被害をもたらすヤマトシロアリやイエシロアリ)のように、土の中に巣を作らず、
家の中の柱や梁の中に巣を作るため、土からやってくるわけではない。
・どこから来るかというと、飛んできて家の隙間から進入するので、日本のシロアリのように蟻道で進入を察知できない。
・つまり、床下に潜って点検したところで、被害を発見できる可能性が低い
・上記の理由で、被害が床下ではなく、壁の中や屋根裏の梁の中なので、もし居るのが分かっていても、
駆除が非常に難しい。
・アメリカでは、被害があった家を丸ごとラッピングし、農薬で薫蒸する方法がとられるが、
これは、いわば「バルサンする」の超強力版で、住人にとっては家に毒薬をばらまくことになるので、
暫く住めない(その後の健康被害も怖い)。
からなのです。
新聞では、「糞でアメリカカンザイシロアリが居るのが分かった」様ですが、日本各地の被害例を見ると、まず例外なく、この「糞」が発見に結びついているようです。
これがその、アメリカカンザイシロアリの糞。
新聞の通り、やや白っぽい物が多いようですが、写真のように、全てが白いわけではないようです。
(弊社でも、実物標本しか見たことがありません)
特徴的なのは、
「俵状」であるということ。
俵の長い方が1ミリ弱。
発見される時には、糞自体はとても硬く、砂のようです。
この様な物が、規則正しく積もっている場合はそれを掃除してしまわずに、直ぐに調査点検が必要でしょう。
アメリカカンザイシロアリは、日本のシロアリと違い、乾燥した材料中で生きられるので、輸入家具などに入ってくる例もあるようです。
被害としては、まだごくごく稀ですが、北限は仙台まで報告例があるそうです。
ブラックバスやブルーギルの様に、かつて日本にいなかった生物が各地で繁殖してしまう例は枚挙に暇がありません。
残念ながら、現在日本には、エコボロンPROを含めて、アメリカカンザイシロアリの被害を補償する物はありません。
ただ、エコボロンPROは、雨漏り等で流されない限り、分解せずに半永久的にその場に留まって効果を発揮するので、新築時に土台だけでなく、建物の上の方の柱や梁まで施工をしておけば、アメリカカンザイシロアリの被害から家を守ることは可能です。
(重複しますが、カンザイシロアリの保証制度はありませんが)
これは、とっても大きな安心になりますね。
2012.05.28
2012.05.14
2011.08.08
2011.04.13
ホウ酸系防腐防蟻剤「エコボロンPRO」は、
人畜無害で臭いも無く、
腐りも防ぎ、
しかも効果は半永久、
と、とても優れた防蟻剤であるという事はご紹介して参りましたが、肝心の保証はどうなっているのかをご説明致します。
エコボロンPROは、新築での施工の場合(ベタ基礎+ユニットバスに限る)には、
補償金額上限1,000万円、
施工完了日より10年間、
の損害保険が受けられます。
現在の農薬系シロアリ消毒薬は、2003年の建築基準法改正でクロルフィリフォス(クロルピリホス)等の使用が禁止され、以後現在は5年以上の保証薬剤は日本には存在しません。
そんな背景の中、損害保険会社がこれだけの保証を認めると言うことは、その高い性能を示していると言えると思いますね。
(備考:免責3万円、数千円の事務手数料及び2・5・8年目の定期点検が必要)