2011.04.13
ホウ酸系防腐防蟻剤「エコボロンPRO」は、
人畜無害で臭いも無く、
腐りも防ぎ、
しかも効果は半永久、
と、とても優れた防蟻剤であるという事はご紹介して参りましたが、肝心の保証はどうなっているのかをご説明致します。
エコボロンPROは、新築での施工の場合(ベタ基礎+ユニットバスに限る)には、
補償金額上限1,000万円、
施工完了日より10年間、
の損害保険が受けられます。
現在の農薬系シロアリ消毒薬は、2003年の建築基準法改正でクロルフィリフォス(クロルピリホス)等の使用が禁止され、以後現在は5年以上の保証薬剤は日本には存在しません。
そんな背景の中、損害保険会社がこれだけの保証を認めると言うことは、その高い性能を示していると言えると思いますね。
(備考:免責3万円、数千円の事務手数料及び2・5・8年目の定期点検が必要)
2011.03.30
工事中の現場で、お風呂場だった位置を見てみましょう。
写真の壁は、外壁を裏側から見ています。
内壁を解体したので、外壁の内側が見える、とご理解下さい。
隙間を空けて横に連続して打ち付けられているのは「アラシ」と呼ぶモルタル下地材です。
マクスの現在のモルタル工法と比べますと...
かなり違いますが、これは年代の違いもありますので、それはおいときましょう。
上のイラスト右の絵(この現場)で、内壁を取ったので「杉のアラシ」とその向こうの「黒い防水紙」は見えているわけです。
さて、冒頭の写真に戻りますと、
このアラシのうち、土台上の一本が、浴室側(手前)で無いのが分かります。
そう、これは、白蟻さんが食べてしまったのです。
まだあります。
真ん中あたりのアラシに付いているのは、解体時に少し落ちていましたが、シロアリの蟻道(ぎどう)です。
白蟻は、暗く、湿気がないと駄目な根暗な性格で、体に風が当たるのも嫌いますので、自分たちで巣から餌場まで、トンネルを作って移動するのです。
まだまだあります。
こちらは通し柱の脚部、つまり付け根。
筋交いも見えますが、蟻道も見えます。
解体してみると、
げっ!
筋交いの脚部がスカスカ...。
これではもはや耐力要素ではありません(そもそも金物で留めてないからダメなんですけどね)。
今までの白蟻の消毒薬は、農薬を有機溶媒に溶かし、それを新築時に塗布、その後薬剤は分解されて5年で効果がなくなりますので、5年毎、床下に消毒をして行きます。
さて、そこで問題です。
【今回ご紹介した写真の中で、新築後5年毎、消毒できる箇所は何箇所でしょう...?】
...
...
...
答えは、 【どこも出来ない】 です。
そう、床下から潜って消毒しようとしても、壁の中なので、被害は確認できないし、解体しないかぎり、再消毒をすることも出来ないのです。
つまり、どのお宅も、新築後五年が経つと、その後ずっと、壁の中は白蟻に対して無防備となります。
...怖い、と思いませんか?
近年、静岡には元々居なかった西日本の大型白蟻「イエシロアリ」も、静岡でも被害が見られるようになりました。
そこで、エコボロンPROの登場!
エコボロンの有効成分のホウ酸塩は、無機物ですので科学的に安定しており、通常の環境下では分解されません。
同じく無機物の塩が、そのままでも、水に溶けても、料理になっても、性質が変わらず"しょっぱい"のと同様、また、何年経っても塩は塩、と言うのと同様に、ホウ酸塩もいつまで経ってもホウ酸塩のままで、防腐・防蟻効果を保ったまま、無臭で蒸発・拡散などもせずに、永久に施工箇所にとどまり続けます。
つまり、一回の施工で効果は半永久的に持続します。
新築時にしっかり施工をすれば、今回ご紹介したような部位は、何十年でも "ず~っと"、
大切な家を
【シロアリやキクイムシなどの食害虫】
【カビ】
【腐りの元:腐朽菌】
から守ってくれるのです!
しかも、人やペットには無害で無臭!
素晴らしすぎるっ...(涙)
...言い過ぎでしょうか?(笑)
ただし、ホウ酸塩は水溶性ですので、雨漏りや浸水などでは流れ出てしまいます。
これは、しっかり工事が大前提なのは言うまでもありません。
2011.03.30
こちらは、沼津市の木造住宅リノベーションの現場です。
内部は全て解体、耐震改修工事及び、暖熱改修工事を行っています。
写真奥に見える元浴室にクローズアップ。
浴室は間取りの関係で家の隅になる事がとても多く、このお宅も建物南西角にあります。
浴室が家の角ということは、浴室の周りの柱の一本が通し柱になっていることが多く、まさにその例です。
現在のユニットバス(システムバス)と、今までのタイル張りの浴室(在来工法浴室)の、構造上、一番大きな違いは、
「床下が空間」 か 「床のタイルの下が土で埋め戻されているか」
につきます。
在来工法の浴室は、土台が土の中に埋まってしまっている事が多く、その土台と埋め戻しの土との間は、薄い防水紙一枚(場合によっては剥き出し)のため、この様に湿気で腐り、湿気が白蟻を呼び、しばしば解体すると深刻なダメージを受けていることがあります。
白蟻だけでなく、木造住宅の天敵:腐り=腐朽菌、を防ぐのが、エコボロンPROなのです。
ホウ素系防蟻剤「エコボロンPRO」は、【ホウ素系防腐防蟻剤】と「防腐性能」を明示しています。
これは、薬剤としての防腐剤が入っているのではありません。
有効成分のホウ酸が、白蟻などの昆虫に対しては、体内にホウ酸が入ると、代謝に必要な物質(補酵素)と結合する事で代謝がストップし、結果細胞そのものが餓死します。
じつは、カビ菌や、木を腐らせる木材腐朽菌を含む雑菌類は、ホウ酸と触れるだけで成分が体内に侵入し、上記作用が起こるため、木材腐朽菌も昆虫同様、エネルギー代謝を阻害され死んでしまうので、木材の防腐効果があります。
もちろん、防腐性能も、防蟻性能同様、京都大学生存圏研究所でその性能が調べられています。
大きな地震の際には、今回画像でご紹介したように、白蟻や腐りで弱っている部分を容赦なく襲います。
(写真:日経ホームビルダー「能登半島地震リポート」より)
家造りは目に見えないところほど大事、の典型です。
2011.03.30
この昆虫は、ヒラタキクイムシという、わずか数ミリの昆虫です(Mr.Soda's Gallery様HPより)。
多くの種類がいますが、ナラの木などを食べるこの虫は、別名建築業界では「ラワン虫」と呼ばれ恐れられています。
建築にしばしば利用されるラワン合板の中に潜んでいることがあるからです。
ゴキブリ団子に使われるように、ホウ酸は、腎臓を持たないありとあらゆる昆虫の体内に入ると、代謝に必要な物質(補酵素)と結合する事で代謝がストップし、結果細胞そのものが餓死し、死に至るわけです。
しろありだけでなく、このラワン虫のような、あらゆる食害虫に効果があります。
ただ、その根拠は?
と言う事になります。
世の中には、「ダイエットに」、「成人病に」、「悪霊退散に」、"効果アリ"というなんちゃって商品・商法が溢れておりますので、シロアリに効くことが科学的に立証されていなければなりません。
まず、安全性についてですが、(社)東京都食品衛生協会食品技術研究所、及び(株)住化分析センターにて検査され、マウスの皮膚及び目、メダカやミジンコの水棲生物の毒性試験に、いずれも異常無しの安全性です。
次に問題の有効性についてですが、京都大学生存圏研究所及び建築資材評価センターにて有効のデータを得ており、これは、現在一般に使われている農薬系のシロアリ予防薬と同じ試験機関・試験方法で「有効」と評価されていることを示します。
ただ、まるで魔法の様な夢の消毒剤だ!
と、良い所ばかり書き続けるとインチキ臭いので、農薬系のシロアリ薬に対して弱点と言える部分を書くとすれば、ゴキブリ団子同様、この消毒剤を、シロアリが食べたり嘗めたりしないと、シロアリを殺すことが出来ません。
農薬系消毒薬は、水に溶けないので、その成分を有機溶剤に溶かしてあります。
有機溶媒は蒸発して有効成分の薬剤と共に床下空間を漂いますので、シロアリはもちろん、蜘蛛やムカデやゴキブリなどの不快害虫も、みんなまとめて死んでくれます。
ホウ素系防蟻剤エコボロンPROは、こういった【不快害虫までいちころ】は期待できません。
また、現在食害にあっている、つまりシロアリがそこにいる、と言う場合も、そのシロアリを殲滅する、と言った対処には、農薬系消毒薬の方が向いていると言えます。
しかし、農薬系消毒薬の「有効成分の薬剤と共に床下空間を漂います」はくせ者で、
薬剤自体も人間に対して毒ですが、その毒薬を溶かしている有機溶媒も、人間に対しては毒性が高く、室内に漂ってくるので臭いですし、シックハウスの原因にもなるのは、もはや有名なお話しです。
家族を守るはずの家が、家族を苦しめることになってしまっては本末転倒。
住む人には安全なシロアリ消毒として、このホウ素系シロアリ予防を私は強くお勧めします。
2011.03.30
2011.03.25
ホームページを開設いたしました。
ホウ酸系防腐防蟻剤エコボロンPROは、まだ新しい商品で、知名度もありませんが、今までのシロアリ消毒と違い、
安全 ・ 無臭 ・ 虫食いと腐りを防ぐ ・ 効果は半永久
と、非常に優れた商品であると、自信を持ってお勧め出来ます。
静岡の皆様に、安心と安全をお届けするべく、頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。